出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- 原字は筒の形を象る象形文字で、のち羨符(無意味な装飾的筆画)の「口」を加えて「同」の字体となる[字源 1]。「つつ」を意味する漢語{筒 /*loong/}を表す字。のち仮借して「おなじ」を意味する漢語{同 /*loong/}に用いる。
- ↑ 裘錫圭 「甲骨文中的幾種楽器名称」 『中華文史論叢』第2輯 1980年、67-81頁。
呉鎮烽 「内史亳豊同徳初歩研究」 『考古与文物』2010年第2期 第30-33頁。
王占奎 「読金随札——内史亳同」 『考古与文物』2010年第2期 第34-39頁。
- ↑ 季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、613-614頁。
- ↑ 王子楊 「甲骨文旧釈“凡”之字絶大多数当釈為“同”――兼談“凡”、“同”之別」 『出土文献与古文字研究』第5輯 復旦大学出土文献与古文字研究中心編、上海古籍出版社、2013年、6-30頁。
同
- (ドウ)文書中、叙述が記載である場合の表現。
- 米国において図書館令を発布したるは、ニユーヨーク州をもって始めとす。千八百三十五年、同州の発布したる同令中には、各小学区は、文庫購入のため、初年度において二十ドル以内、及び、その書函に要する相当の経費を、また次年度よりは、年額十ドル以内を支出することを得る旨の一項あり。(佐野友三郎『米国巡回文庫起源及び発達』)
- ここで同州はニユーヨーク州を、同令は図書館令を指し示している。
- 一行は当日午後一時に下山し始め同四時に前夜の宿営地に無事引上げここに第一回の登山を終った。(柴崎芳太郎『越中劍岳先登記』)
- ここで同四時は当日午後四時を意味する。
字典掲載
康熙字典 |
175ページ, 6文字目 |
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
3294 |
新潮日本語漢字辞典 (2008) |
1314 |
角川大字源 (1992) |
1078 |
講談社新大字典 (1993) |
1771 |
大漢語林 (1992) |
1274 |
三星漢韓大辞典 (1988) |
389ページ, 6文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) |
1巻, 578ページ, 1文字目 |