咫尺
出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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目次
1
日本語
1.1
名詞
1.1.1
発音
1.1.2
関連語
1.1.3
翻訳
1.2
動詞
1.2.1
活用
1.2.2
翻訳
2
脚注
日本語
[
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]
名詞
[
編集
]
咫
尺
(
しせき
)
尺度
の
短い
こと。
距離
の
近い
こと
[1]
。「
咫
」は
周
の時代の
尺度
における8
寸
、「
尺
」は同じく10寸に当たる
[2]
。
堯無三夫之分、舜無
咫尺
之地、以有天下。(『
戦国策
』
巻19・趙策二
・蘇秦従燕之趙始合従)
堯
は三夫の分
無く
、
舜
は
咫尺
の
地
無くして、
以て
天下
を
有
(
たも
)
つ。
尭は
農夫
三人分の
領分
すら
持た
ず、舜はほんの
僅か
な
土地
すら持たなかったが、天下を
領有
した。
策
(
はかりごと
)
を
帷幕
の
内
に
めぐらし
て
勝つ
事
を
咫尺
の
もと
に
え
たり(『
平家物語
』巻7)
策略
を
本陣
の中で
考え
、
目前
で
勝利
を得た。
彼
は
その
瞳
の
持ち主
と
咫尺
の間に
向い合っ
た
今
、
再び
最前の
心
の
動揺
を
感
じ
ない
訳
には行かなかった。(
芥川龍之介
『
路上
』)
接近
すること
[1]
。
貴族
や
重要
人物
の
面前
に
近付く
こと。
発音
[
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]
し↘せき
、
し↗せき
関連語
[
編集
]
成句:
咫尺千里
、
咫尺を弁ぜず
(語義1)
類義語:
近接
、
至近
(語義2)
類義語:
謁見
、
拝謁
翻訳
[
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]
英語
: very
short
distance
動詞
[
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]
貴族や重要人物の面前に近付く
[3]
。
中にも、
あはれ
なりし御事は、
中宮
の
御方
に
候は
せ
たまふ
女房
の召し使ひける上童、思はざるほか、
竜顔
に
咫尺
することありけり。(『
平家物語
』巻6・葵前)
中でも
哀れ
だったことは、中宮の御方にお仕えしている女房が
召し使い
としていた
少女
が、
思いがけず
高倉天皇
のお
側
に
参る
ことがあった。
あの
美しい
夫人
の
面影
に、
再び
咫尺
する
こと
も
ある
まい
。(
菊池寛
『
真珠夫人
』)
活用
サ行変格活用
咫尺-する
翻訳
[
編集
]
英語
: have an
audience
with
脚注
[
編集
]
↑
1.0
1.1
上田万年
、
松井簡治
『大日本国語辞典』 金港堂書籍、第2巻、1916年10月23日、紙面886ページ、デジタル446ページ、全国書誌番号:
43022818
、国立国会図書館デジタルライブラリー pid
954646/446
↑
『
淮南子
』茗応訓註に「八寸爲咫、十寸爲尺(八寸を咫と為し、十寸を尺と為す)」とある。
↑
「
天威
顔
(
かんばせ
)
を
違
(
さ
)
ること咫尺ならず」(「天子(
周
の
襄王
)の御
威光
は私(
桓公
)の
額
からほんの僅かも
隔たっ
てはおりません」の意。『
春秋左氏伝
』
僖公9年
)より。『日本国語大辞典 第2版 第6巻 さこう~しゆんひ』(
小学館
、2001年5月29日)、714ページ。
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