夜食
出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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目次
1
日本語
1.1
名詞
1.1.1
発音
(?)
1.1.2
翻訳
2
脚注
日本語
[
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]
名詞
[
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]
夜
食
(
やしょく
)
夜
の
食事
[1]
。
孟嘗君、曾待客
夜食
。有一人蔽火光。客怒以飯不等、輟食辭去。孟嘗君起、自持其飯比之。客慚、自剄。(『
史記
』
巻75・孟嘗君列伝第15
)
孟嘗君
、
曽
(
かつ
)
て
客
を
待ち
て
夜食
す。
一人
有り
、
火光
を
蔽ふ
。客、
怒る
に
飯
の
等しから
ざるを
以て
し、
食ふ
を
輟
(
や
)
め
辞去
せむとす。孟嘗君
起ち
、
自ら
其の
飯を持ちて
之
と
比ぶ
。客
慚
(
は
)
ぢて、
自剄
す。
孟嘗君
は、ある時
食客
を
招待
して
夜宴
を
催し
たが、一人の客の
席
は
灯火
の
光
がよく
当たら
なかった。その客は飯が
平等
でないと思って怒り出し、
食事
を
やめ
て
席を立と
うとした。孟嘗君は立ち上がり、
自分
の飯を手に持って
比べ
て見せた。その客は、
恥じ
て自ら首を
刎ね
た。
かつて
一日
二食
であった時代において、
夜間
に別に食事を
摂る
こと。後世
三食
となっても、なお夜間に別に食事をすること。また、その食事
[1]
。
秋
の
季語
。
どこ
の
碁打
の
家庭
でも
夜更け
の
夜食
には
馴れ
ている。(
坂口安吾
『
明治開化 安吾捕物 その七 石の下
』)
「
おなか
が
すい
た……
きのう
、
熱海
で
早目
に
夕食
をした
きり
、お
夜食
もしていないの……こけしちゃんにそう
言っ
て、
すぐ
、
ご飯
にして、
ちょうだい
」(
久生十蘭
『
あなたも私も
』)
くろがね
を
打ち
来
て
夜食
する
うから
(
久米三汀
)
夕飯
(
ゆうはん
、
ゆうめし
)
。
晩餐
。
晩飯
[1]
。
夕食
。
「
大抵
夕六ツ(六時)頃
には
一度
帰っ
て
来
まし
て、
夜食
を
たべる
と
又
すぐ
に
出
て
行き
ますが、それでも四ツ(午後十時)
すぎ
には
きっと
帰り
ました。
なんでも
近所
の
寄席
でも
聴き
に行くような
様子
でしたが、
確か
な
こと
は
判り
ません」(
岡本綺堂
『
半七捕物帳 雪達磨
』)
発音
(
?
)
[
編集
]
や↗しょく
接頭辞「
お
」が付くと、「
お↗や↘しょく
」となる。
翻訳
[
編集
]
(語義2)
英語
:
night
meal
,
midnight
snack
(語義3)
英語
:
dinner
(en)
,
supper
(en)
脚注
[
編集
]
↑
1.0
1.1
1.2
上田万年
、
松井簡治
『大日本国語辞典』 金港堂書籍、第4巻、1919年12月18日、紙面1213ページ、デジタル559ページ、全国書誌番号:
43022818
、国立国会図書館デジタルライブラリー pid
954648/559
カテゴリ
:
日本語
日本語 名詞
日本語 季語 秋
隠しカテゴリ:
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