おく

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同音の漢字については、 オク を参照。

日本語[編集]

動詞[編集]

おくく、く、く】

  1. ある場所に安定させ、運動を止める。
  2. 設置する。設ける
  3. 設定する。仮定する。
  4. 残す放置する。
  5. 除外する。さしおく
    • 君をおいてほかにいない。
  6. 隔てる
    • 一人おいて次の人。
  7. (於く)(「において」などの形で)場所を表す。
    • 会場内におきましては整然とした行動にご協力をお願いします。
  8. (於く)(「において」などの形で)時間を表す。
  9. (於く)(「において」などの形で)判断の観点や評価事項を表す。
    • 経営手腕において一日の長があった。
  10. (於く)(「において」などの形で)行為主体・当事者を表す。
    • 皆様におかれましても十分にご留意ください。
  11. (補助動詞)結果がきちんと残るようにする。
  12. (補助動詞)放置する。そのままにする。
  13. (補助動詞)前もって~する。
  14. (補助動詞)一応~する。

活用[編集]

発音[編集]

派生語[編集]

翻訳[編集]

名詞[編集]

おく

  1. 深く入った
  2. 入り口から遠い
  3. 建物表口から遠い日々生活している
  4. (日本史) 特に江戸時代将軍大名旗本などの屋敷で、主人日常生活場所夫人奥女中などが住む将軍場合大奥ともいう。
  5. 表面表れない部分容易にはうかがい知れない部分
  6. 主として身分高い自分をいう。また、身分高いに対する敬称奥様おくさま
  7. 文書手紙などの終わり部分
  8. 将来行く末遠い
  9. から遠い特に奥州みちのおく
  10. 姓氏一つ

発音[編集]


古典日本語[編集]

動詞:起く[編集]

おくく】

  1. 眠りから起きる。目覚める。

活用[編集]

お-く 動詞活用表日本語の活用
カ行上二段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
くる くれ きよ

語源[編集]

日本祖語 *əku

発音[編集]

三拍動詞二類(?)

動詞:置く[編集]

おくく、く】

  1. (霜や露が)りる。
  2. 設置する。安置する。
  3. そのまま状態にする。
  4. てる。
  5. へだてる。間隔ける。
  6. 模様をつける。
  7. (動詞の連用形に付いて)あらかじめ〜する。

活用[編集]

お-く 動詞活用表日本語の活用
カ行四段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形

発音[編集]

二拍動詞一類(?)

名詞[編集]

おく

  1. なかふかはいった所。
  2. 心底心中
  3. 物の末尾。特に手紙てがみなどの最後部分
  4. 貴人つま居間いま
  5. 貴人の妻。
  6. 将来未来
  7. 陸奥みちのく奥州